良質な睡眠は健康維持には不可欠だが、多忙な現代社会では十分な睡眠時間の確保が難しい人も多い。
睡眠不足が続くとさまざまなデメリットが生じるので注意が必要だ。
まず、脳機能の低下が挙げられるだろう。
睡眠は脳に休息を与えリフレッシュする働きがあり、十分な睡眠がとれないと脳が休息できず疲労が溜まる。
その結果、注意力や集中力、判断力が低下し、仕事や学業に悪影響を及ぼす可能性があるのだ。
また、睡眠不足は心臓や血管などの機能を衰えさせ、高血圧や心臓病、糖尿病といった生活習慣病のリスクを高めるとさている。
免疫力が低下し、感染症にもかかりやすくなるだろう。
睡眠は体の修復や再生にも大きく関わっており、睡眠不足になると修復・再生機能が十分に働かない。
さらに、ホルモンの分泌が乱れて太りやすくなったり、運動能力の低下を引き起こしたりしやすくなる。
睡眠不足は、心の健康にも影響を及ぼすのが実情だ。
イライラしたり、不安を感じたり、憂鬱な気分になったりと気持ちが暗くなりやすい。
長期間の睡眠不足はうつ病などの心の健康にも深刻な影響を及ぼす可能性がある。
そして、事故を起こしやすくなる点にも注意したい。
集中力や判断力、反射神経が低下するため、車の運転や機械の操作で事故のリスクが高まるのだ。
最悪の場合は命に関わる事故を起こすケースもある。
このように、睡眠不足にはさまざまなデメリットがあるため、忙しくてもしっかりと睡眠時間の確保を目指そう。